ペットが亡くなったとき、棺に入れてあげるべきでしょうか?

ペットの犬が高齢のため衰弱しており、医師からはそろそろ覚悟が必要と宣告されました。

家族同然の存在ですから、最期は丁寧にお見送りをしてあげたいと思っています。
そのためペットの終活をはじめたのですが、ペット用の棺があることがわかりました。

ふつう、ペットが亡くなったときには棺に入れてあげるべきなのでしょうか?

ペット用の棺は、必ず用意するべきというわけではありません。
しかし最近はペット用の棺を準備し、丁寧なお見送りをしたいという飼い主さまが増えているんですよ。

みんなのペット葬儀屋さんの宮川です。
ペット用の棺についてお答えいたしますね。

大切なペットがつらい思いをされているとのこと、心中お察し申し上げます。
ペットの最期が近づき、棺を準備するべきかお悩みとのことですね。

結論から申し上げますと、ペット用の棺を必ず用意する必要はないんです。
専用の棺を用意せずとも、火葬や供養は問題なく行えます。

しかし、ご遺体を棺に納めてあげることで、以下の2つのようなメリットがあります。

  1. ご自宅での安置を丁寧にできる
  2. 火葬場までご遺体を運びやすい

これらのメリットから、「棺を用意したおかげで、後悔のない丁寧なお見送りができた」と感じている飼い主さまが多くいらっしゃるんですよ。

ただし、ペット用の棺を用いる際には一つだけ注意があります。
棺の素材によっては、ご遺体と一緒に火葬できない場合があることです。

一緒に火葬するとお骨にススが付いてしまい、遺骨をキレイに残せないんです…。
そのためお花や生前好きだったおやつを棺に納めて一緒に火葬してあげたいという方は、棺の素材に注意して選びましょう。

この記事では、ペット用の棺を用意するメリットについて詳しくご紹介したのちに、棺の選び方についてご説明いたします。
さらに、おすすめの棺もご紹介いたしますよ。

まずその前に、ご遺体の安置をしっかり行いましょう。
ご遺体の安置は以下の4ステップで行います。

もしものときのために、しっかり確認しておいてくださいね。

  1. ご遺体を自然な姿に整える
  2. ペットシートや新聞紙をしいた棺を用意し、ご遺体を納める
  3. 体に保冷剤を当ててしっかり冷やす
  4. お気に入りのおやつやおもちゃなどお供えする

安置のさらに詳しい方法は、こちらからご確認ください。
▶︎火葬までにやっておくこと3つ【安置・冷やす・お供え】

それではペット用の棺についてみていきましょう。

棺があれば、最後まで丁寧にお見送りできる

眠る犬

先ほどもお伝えしたように、ペット用の棺を用意することには2つのメリットがあります。

  1. 自宅での安置を丁寧にできる
  2. 火葬場までご遺体を運びやすい

この2つに共通しているのは、棺を用意することで大切なペットを丁寧に保管した上でお見送りできるという点です。

それぞれについて詳しくご説明いたしますね。

ペット用の棺を用意するメリット①:ご自宅での安置を丁寧にできる

ペットが亡くなったとき、火葬されるまでご遺体を安置して保管する必要があります。
安置の際、ご遺体を棺や箱に納めるのが一般的です。

納める箱は、ご自宅にある段ボールなどでも構いません。
しかし、大切なペットを寝かせる場所として簡素な段ボールはちょっと…と感じてしまう方も多いはず。

このとき、しっかりとしたペット用の棺があれば、見た目も美しくご遺体の安置ができるんです。

参考までに、実際に棺をご用意された方の声を一部ご紹介いたします。

  • 亡くなってしまった愛犬を弔うのに、妥当な簡易棺を探したところ、清潔感もあり体裁も良く亡骸を丁寧に納めてあげられる物が見つかり発注しました。 心底悲しいお弔いでしたが、綺麗に棺に納めてあげられ、可愛かった犬ととても良いお別れが出来たと思います。
  • お値段が少し高いかなって思いましたが、とても綺麗な棺で、お花や、好きなおやつ、おもちゃをいっぱい入れる事が出来ました。綺麗な形で見送る事ができ、ありがとうございました。


引用:Amazon|やすらぎ 段ボール ペット棺 中サイズ 小型犬 お別れ窓付 防水シート付 白無地(中)

このように、棺を用意したおかげで火葬のときまでご遺体を丁寧かつ綺麗に保管できた、と感じていらっしゃる方が多いようです。

また、後ほど紹介しますが、ペット用の棺には花びらがデザインされたものや、かわいらしいバスケット型の棺もあります。

用意した棺の中にお花やお気に入りだったおやつなどを納めれば、ペットが天国でも寂しくないようなお見送りができるでしょう。

ペット用の棺を用意するメリット②:火葬場までご遺体を運びやすい

棺があることで、ご遺体を火葬場まで運びやすいというメリットもあります。
一般的な段ボールに納めた場合、重さに耐えきれず危うく運搬中にご遺体を落としてしまうところだった…という失敗談もあるほどなんです。

ペット用の棺は耐久性に優れたものが多いため、ご遺体を大切に運ぶことができるでしょう。

私たちみんなのペット葬儀屋さんは、ご自宅まで火葬車でお迎えにあがります。
そのためご遺体の運搬は最小限になっていますが、それでも棺があればご遺体の損傷の心配はありませんよ。


いかがでしたか?
ペットの最期のために棺を用意しておきたいな…と感じた方は、次にご紹介するペット用の棺の選び方を参考にしてくださいね。

ペット用の棺は素材と形状から選ぶ

いざペット用の棺を用意しようとしても、そもそもどんな棺があるの?どれを選べばいいの?と迷ってしまいますよね。
大切なペットのご遺体を納める棺ですから、納得のできるものを用意してあげたいという飼い主さまも多いかと思います。

後悔のない準備のために、ペット用の棺は次の2つのポイントをおさえて選びましょう。

  • 棺の素材に注意する
  • 棺の形状から選ぶ

それぞれについて詳しく解説いたしますね。

素材は一緒に火葬してもお骨に影響がないものを

ペット用の棺は、素材に配慮して選びましょう。
次の2つのような素材を使用した棺は、ほとんどの火葬業者でご遺体と一緒に火葬できないため注意が必要です。

  • 段ボール
  • 毛布や布

これらの素材でできた棺は、ご遺体と一緒に火葬するとお骨に灰やススが付着してしまいます。
そのため、遺骨をキレイに残すことができなくなってしまうんです。

まれに、燃えても灰やススが出にくい特殊な段ボールで作られた棺もあります。
しかし火葬業者によっては、それであっても一緒の火葬をお断りされることがあるんです…。

棺を購入する前、もしくは火葬を依頼した際に、ご遺体と一緒に火葬できるか必ず確認しておくことが大切ですよ。

まだ火葬業者まで考えられていない…という方は、ぜひ以下の記事をご確認ください。
ペット火葬業者の基礎知識についてご紹介していますよ。
▶︎ペット火葬の方法や費用って?後悔しないための基礎知識まとめ

棺の形状は3種類から選ぶのが一般的

ペット用の棺は大きく箱状バスケット型おくるみの3種類にわけられます。
それぞれの特徴を、以下の表にまとめました。

棺の形状

※クリックで詳細へとスクロールします

特徴
箱状
  • ペット用の棺として、多くの飼い主さまに選ばれている
  • 耐久性に優れ、運搬しやすい
バスケット型
  • 棺の見た目がかわいらしい
  • フタがないため、最後までペットの顔を眺めることができる
おくるみ
  • おくるみで丁寧にペットを包むことができる
  • 火葬場までペットを抱きかかえた状態で運搬できる

棺の耐久性や、ご遺体を納めたときの見た目のかわいらしさなどから選びましょう。

それぞれの棺についてはこの後さらに詳しくご紹介しますので、参考にしてくださいね。
厳選したオススメの商品もご紹介しますよ。

【形状別】ペット用の棺3種類をご紹介

先ほどもお伝えしたように、ペット用の棺は大きく次の3種類があります。

  1. 箱状の棺
  2. バスケット型
  3. おくるみ

それぞれの種類でおすすめの商品をご紹介しますね。

1.箱状の棺

やすらぎ ダンボール ペット棺 中サイズ 小型犬 お別れ窓付 防水シート付 胡蝶蘭 (中)

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¥5,480

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ペット用の棺として広く使用されているのが、こちらの箱状の棺です。
耐久性に優れ、ご遺体を納めた状態での運搬もしやすいというメリットがあります。

さらにこの商品のフタ部分には開き窓がついているため、火葬炉にいれる直前までペットのお顔を眺めることができます。
お花と「ありがとう」の言葉がデザインされているのも嬉しいですよね。

2.バスケット型

ペット お見送り 棺 紙製 クーファン お布団セット 小 小型犬 猫用

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こちらはバスケット型の棺です。
お花やお気に入りのおやつをお供えしてあげれば、見た目もかわいらしくご遺体を納めることができます。

また箱状の棺と違ってフタがないため、いつでもペットの姿を確認できるのも嬉しいですよね。
そのぶん、火葬場までの運搬中にご遺体を損傷しないよう注意が必要です。

こちらの商品は素材に針金などを使用せず、ススが出にくい布と紙で作られているため、ご遺体と一緒に火葬できる業者が多いでしょう。

3.おくるみ

愛ペット 天使のはごろも おくるみ ペット 棺 ひつぎ

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¥7,500

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リボンやレースがついた、おくるみタイプの棺です。
真っ白な素材のため、包まれたペットはまるで天使のように見えるでしょう。

おくるみに包むことで、火葬場までご遺体を抱きかかえた状態でつれて行くことができます。
これまでの愛情や感謝の気持ちを、十分に伝えることができますね。

こちらの商品は火葬しても灰が残りにくい素材でできているため、ご遺体を包んだ状態で火葬できるでしょう。


以上、3種類のペット用棺をご紹介しました。

棺にご遺体を納めたまま火葬してあげたいという方は、念のため事前に火葬業者に確認することを忘れないでくださいね。

「3つのうち、どれにすればいいのかわからない…」という方は、ペットのためにどうしてあげたいか?という自分自身のお気持ちを大事に考えてみてください。

きっと、ペットのために一番いいお見送りをしてあげたいというあなたの優しさは、どんな棺であれ伝わっているはずですよ。

棺の中には何を入れられる?

ペットのおやつやおもちゃ

「好きだったおもちゃとおやつを棺に入れてあげたい…」
「お気に入りのタオルを一緒に火葬したいけど、できるのかな?」

天国でも寂しくないように、おもちゃなどをご遺体と一緒に火葬したいという方もいらっしゃいます。
一般的に、生花おやつなどはご遺体と一緒に火葬できますよ。

火葬できるタイプの棺を使用された場合は、これらの思い出の品を棺の中に納めたまま火葬できます。
火葬できない棺の場合でも、火葬炉に入れたご遺体のまわりにならべて一緒に火葬できますよ。

しかし、ご遺体と一緒に火葬できないものもあるんです。
みんなのペット葬儀屋さんを例にお伝えすると、以下のものは一緒に火葬できません。

  • プラスチック製のもの
  • ゴム製のもの
  • 金属製のもの、金属部品がついたおもちゃなど
  • 造花
  • 段ボール

これらは一緒に火葬してしまうと、お骨同士がくっついてしまったり、ニオイや色がついてしまうなどの影響が出てしまいます。
火葬できなかったものは、ご自宅やお墓にお供えしてあげてくださいね。

これって一緒に火葬できるのかな?と疑問に感じるものがあれば、私たちみんなのペット葬儀屋さんにご相談くださいね。

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最後に:大切なのは、ペットを思う気持ち

この記事では、ペット用の棺についてお伝えいたしました。
大事なポイントを、あらためておさらいしましょう。

  • ペット用の棺は必ず用意するべきというわけではない
  • ペット用の棺があると、「ご自宅での安置を丁寧にできる」「火葬場までご遺体を運びやすい」というメリットがある
  • 段ボール製の棺や、ご遺体を布に包んだ状態での火葬は難しい
  • 棺を購入する前に、ご遺体と一緒に火葬できるか火葬業者に確認しておくと安心

これらのポイントをおさえて、後悔のないお見送りをしてくださいね。

私たちみんなのペット葬儀屋さんでは、火葬車によるご自宅への訪問火葬を行っております。
たくさんの思い出が残るご自宅は、ペットにとって最も落ち着く場所でしょう。
そんな場所で、ご家族全員に見守られながらの火葬ができます。

お電話は7時〜22時まで、年中無休で受け付けております。
棺に関する質問はもちろん、ペット葬儀に関するご相談もお気軽にお尋ねくださいね。

▶無料のお電話はこちら

それでは、みんなのペット葬儀屋さん、宮川がお送りしました。