「子どものときから一緒だった亀が死んでしまった…」
「きちんと供養してあげたいけど、亀って火葬できるの?」
ずっと一緒だった亀を亡くして、悲しみに暮れていることと思います。
長く一緒に暮らしてきて、「きちんと供養してあげたい」と思っている人も多いと思います。
そんな中、「亀が死んだらどうしたらいいの?」「他のペットみたいに、亀も火葬ってできるものなの?」と火葬や供養について不安に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
亀などの爬虫類も犬や猫と同じように火葬できますのでご安心くださいね。
ただはじめてペットを見送る場合、色々不安はつきものだと思います。
この記事ではそんな不安を解消するため、次の3つを解説していきます。
- 亀が亡くなったらすぐすること
- 亀を火葬するための基礎知識
- 火葬後の供養について
この記事を読んで、心残りや不安を感じることなく、大切な亀を送り出せますように。
もし「今すぐ亀の火葬について直接相談したい」という方は、私たちみんなのペット葬儀屋さんにご相談いただければと思います。
大切に育ててきた亀を後悔なく送り出せるように、真心をこめてお手伝いいたします。
【亀が亡くなったとき】すぐすること3つ
亀が亡くなったら次の3つを行いましょう。
- 生死を見分ける
- 遺体の安置をする
- 亀の火葬について知る
順番に見ていきますね。
1.生死を見分ける:冬眠の可能性もある
まずは生死の確認を行いましょう。
亀は寒くなると、エネルギーの消費を最小限にするために、冬眠をすることがあります。
室内で飼っていても冬眠してしまうことがあるため、注意が必要です。
まずは冬眠しているのか、それとも本当に亡くなってしまったのか、次のようなポイントをチェックしましょう。
- 手足を引っ込めているか
- 体を触った時反応があるか
- 適温の水に1日浸けて反応があるか(水生・水陸両生の場合)
冬眠している亀の多くは手足は甲羅の中に引っ込めていることが多いです。
逆に手足がのび、だらんとしている状態であれば、亡くなっていることが多い傾向にあります。
他にも、冬眠しているのであれば、鼻先をつついたり、しっぽを軽くひっぱってみると反応があるはずですので確認しましょう。
触っても反応がない・動かない場合は、最終確認として、1日適温の水につけて様子を見ます。
ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)であれば、24~29℃ぐらいが適温です。
適温は亀の種類や成長時期によっても異なりますので、一度確認してから行うようにしましょう。
「色々試したけど、亡くなっているのかどうか見分けがつかない…」
というように、判断が難しい状況もあると思いますので、かかりつけの動物病院や、亀や爬虫類を専門としている病院の診断を受けることをおすすめします。
衰弱している場合ですと一刻を争うので、少しでも悩んだらすぐに動物病院へ向かいましょうね。
2.亀を安置する:種類に合ったお清めを
死を確認できたら、お辛いとは思いますが、遺体の安置を行いましょう。
安置を行うことで、遺体の腐敗のすすみを遅らせることができるため、なるべく早めに安置を行い、きれいな状態を保つようにしましょう。
亀の種類によってお清めの方法は異なりますので、ご説明しますね。
水生・水陸両生の亀の場合:水分をしっかり拭き取る
●ゼニガメ、ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)、ミシシッピニオイガメなど。
陸生の亀より、体に水分が多くついていると思います。
まずはガーゼなどで優しく拭き取り、ドライヤーの冷風でやさしく乾かしてあげましょう。
陸生の亀の場合:汚れを拭き取る
●ヘルマンリクガメ、ギリシャリクガメなど。
陸生の亀の場合、ガーゼに水分を少し含ませて甲羅や手足を拭きましょう。
陸生の亀は、水生・水陸両生の亀より大きい子も多いと思いますので、全身をしっかり拭いて、汚れを拭き取ります。
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体をきれいに拭いたあとは、ダンボールやプラスチックの入れ物にタオルや新聞紙を敷き、遺体をゆっくりと入れてあげてください。
そのあとは、体に保冷剤をあて、空調の効いた涼しい部屋で安置します。
最後に、まわりにお花やお気に入りのおやつ、おもちゃなどをお供えして手を合わせましょう。
安置で大切なのはよく冷やすことです。
保冷剤はこまめに交換して、冷えた状態を維持するようにしましょうね。
3.安置が終わったら、火葬について考える
安置も終わり、少し気持ちにも整理がついたら、火葬や供養について考えてみましょう。
安置はあくまでも一時的なもので、1~3日が限度になります。
とくに亀の場合ですと、犬や猫など他の動物より腐敗が早くすすむこともありますので、なるべく早めに心づもりをしておきましょう。
「亀を火葬できるの?」と不安な方もいらっしゃるかもしれませんが、亀などの爬虫類も火葬してお見送りできます。
特徴的な甲羅は模様に沿って崩れてしまうことが多いですが、きちんと残りますので安心してくださいね。
ただ火葬業者によっては、爬虫類の火葬は受け付けていないところもありますので、事前にしっかり確認しておきましょう。
ペット火葬の料金・プランについて
ペット火葬の料金は、ペットの重さ・大きさで変動することが多いです。
とくに亀の場合、小柄なミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)から、大きいケヅメリクガメまでさまざまです。
事前にホームページをチェックし、料金について確認しておきましょう。
また、亀をはじめ、ペット火葬には次の3つのプランがあることが多いです。
- 合同火葬
- 一任火葬
- 立会い火葬
それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なりますので、この記事でしっかり確認しておきましょう。
プランが固まったら、どこに頼むのか火葬業者についても考えてみましょうね。
今すぐ知りたい方は、こちらのボタンをクリックしてご覧ください。
Q:死んだ亀を川に流すのはあり?
A:NGです。きちんと供養してあげましょう。
亡くなった亀を川や海、湖などにかえすと、環境汚染や生態系の破壊の恐れなどが考えられます。
ペットとして人気のミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)も、飼えなくなった飼い主が野生に逃したことで、日本に帰化した背景があります。
たとえ亡くなった個体といえど、自然にむやみに放すことはおすすめしません。
何より今までお世話してきた亀を川に流すなんて、かわいそうすぎますよね…。
中には「亀に火葬なんて大げさじゃない?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが何年も何十年も一緒に暮らしてきたのですから、最後まで責任をもってしっかり見送ってあげたいですよね。
「これまで一緒にいてくれてありがとう」という気持ちも込めて、大切な命に対して尊厳のある火葬や供養を行いましょう。
亀の寿命はどのくらい?長生きの理由とは
環境によっても異なりますが、ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)の場合、寿命は約30年ほど。
他にも、以下ようになります。
- ゼニガメ(クサガメ):15~30年
- ミシシッピニオイガメ:15~25年
- リクガメ:30~50年
犬や猫の寿命は10~15年ほどですから、比べるとかなり長生きですよね。
亀が長生きなのは、細胞の代謝サイクルが遅く、かなりゆっくり成長するためと言われています。
他にも、寒い冬は冬眠、暑い夏は夏眠をするなど、体力を温存してエネルギー消費を抑えていることも要因だと考えられています。
水生の亀の場合ですと、水中では心拍数を下げ、省エネモードで長時間水中に潜っていられるという機能も。
亀が長生きの理由は、なるべくエネルギーを使わず、ゆっくり生活しているというところにあるんですね。
もし15年以上飼っている亀がいるのであれば、「そろそろかもしれない」と心の準備をしつつ、次でご説明する火葬について考えてみてもいいでしょう。
後悔のないお見送りをするために、準備はきちんとすすめておきましょうね。
【亀を火葬するには】ペット火葬3つのプランと費用
ここからは亀の火葬についてご説明していきます。
上でもお伝えしていましたが、亀をはじめとしたペット火葬には主に次の3つのプランがあります。
- 合同火葬
- 一任火葬
- 立会い火葬
それぞれ詳しく見ていきますね。
合同火葬:他のペットと一緒に火葬
合同火葬とは、他のペットと一緒に火葬するプランで、他のプランより費用を安く抑えられます。
ただ遺骨や遺灰は受け取ることはできませんので注意しましょう。
「なるべく費用を抑えたい」「寂しくないように、合同で火葬してあげたい」という方におすすめです。
合同火葬の流れ |
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合同火葬にかかる費用※ |
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合同火葬にかかる時間※ |
30分〜(ご遺体を引き渡しのみで完了) |
合同火葬を行っている業者 |
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※みんなのペット葬儀屋さんの場合。
※亀の大きさや重さにより異なる場合がございます。
※地域によって、別途交通費を頂戴する場合がございます。
※20時以降は夜間・深夜料金を頂戴しております。詳細はお電話にてお問い合わせ下さい。
「少しでも遺骨を手元に置いておきたい」という方は、返骨がある一任火葬・立会い火葬を検討してみましょう。
一任火葬:スタッフにすべておまかせ
一任火葬は、火葬をすべて火葬業者のスタッフにおまかせするプランです。
合同火葬とは異なり、個別火葬になるため、遺骨や遺灰は受け取ることができます。
「最後に遺骨は受け取りたい」「悲しくて火葬には立ち会えないけど、個別に火葬してほしい」という方におすすめです。
一任火葬の流れ |
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一任火葬にかかる費用※ |
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一任火葬にかかる時間※ |
50分〜 |
一任火葬を行っている業者 |
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※みんなのペット葬儀屋さんの場合。
※亀の大きさや重さにより異なる場合がございます。
※地域によって、別途交通費を頂戴する場合がございます。
※20時以降は夜間・深夜料金を頂戴しております。詳細はお電話にてお問い合わせ下さい。
一任火葬は個別火葬のため、遺骨を受け取れるのが大きなメリットです。ただ火葬に立ち会うことと、お骨上げはできませんので、「最後までしっかり見届けたい」という方は立会い
火葬がおすすめです。
立会い火葬:火葬に立会い・お骨上げができる
立会い火葬は、実際に飼い主さまが火葬に立ち会い、お骨上げもできるプランです。
一任火葬と同様に個別火葬のため、遺骨を受け取ることができ、さらに火葬に立ち会えてお骨上げなどもできます。
「人間と同じように見送りたい」「最後にありがとうを伝えたい」という方に向いています。
立会い火葬の流れ |
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立会い火葬にかかる費用※ |
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立会い火葬にかかる時間※ |
60分〜 |
立会い火葬を行っている業者 |
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※みんなのペット葬儀屋さんの場合。
※亀の大きさや重さにより異なる場合がございます。
※地域によって、別途交通費を頂戴する場合がございます。
※20時以降は夜間・深夜料金を頂戴しております。詳細はお電話にてお問い合わせ下さい。
いかがでしょうか。
どのプランでお見送りしたいか見当はつきましたでしょうか。
どんなかたちで見送りたいか、ご家族とも話し合い、後悔のない選択をしましょうね。
もし火葬プランや料金について、気になることがあれば私たちみんなのペット葬儀屋さんにご相談いただければと思います。
お電話は7:00〜22:00まで年中無休で受け付けております。
「突然の死で、何から手を付けたらいいのかわからない」「安置についてもっと詳しく聞きたい」という場合も、お気軽にお尋ねくださいね。
Q:亀を火葬せず、そのまま土葬はできるの?
A:できますが十分注意が必要です。
「火葬するのは大げさかも…?」
「可愛い姿のまま自然に還してあげたい」
中にはこのように思われる方もいらっしゃるかもしれません。
土葬をするには、次のような条件をすべてクリアする必要があります。
- 私有地があること
- 湖など水源地から遠いこと
- 人通りが少ないこと
- 土葬するだけの十分なスペースがあること
次が1つでも当てはまるようであれば、土葬はできません。
- 賃貸住宅、社宅などに住んでいて、私有地がない
- 湖など水源地に近い
- 住宅街に住んでいて、隣の家や道路との距離が近い
- 庭が狭い
なぜこのように条件が厳しいのかというと、遺体をそのまま土葬すると、腐敗臭が漏れてトラブルになったり、カラスや野良猫などの野生動物に掘り返されてしまったりとデメリットが多いため。
「私有地はあるけど、ご近所とトラブルになるのは嫌だな…」
という場合は、遺体を火葬してから埋葬することもできます。
腐敗臭などのトラブルもなく供養できますので、検討してみてはいかがでしょうか。
庭に一度埋めてしまうと、引っ越しなど土地を手放さなければならなくなったとき、そのまま残すことになってしまいます。
掘り返すこともできますが、一度埋葬したものを掘り起こすのは気持ちのいいものではありませんよね。
「庭への土葬・埋葬をしたい」と考えている方は、あらためてしっかり考えて、慎重に選択するようにしましょう。
庭に埋葬する方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
▶ペットの埋葬はどうすればいいの?気になる方法や注意点をプロが解説
また、埋葬する他にもプランター葬という方法もあります。
こちらは賃貸住宅にお住まいの方でもでき、引っ越しが多い方にも向いています。
プランター葬も腐敗臭などさせないために、火葬してからの埋葬がおすすめです。
プランター葬について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
しっかり調べて、後悔や心残りなく供養してあげましょうね。
自分に合った火葬業者を選ぶポイント
火葬について、プランが固まったら、「どこに火葬を依頼するか」も検討しましょう。
上でも少しご説明しましたが、ペット火葬を行っている業者は次の3つです。
- 自治体(地域によっては対応していないところもある)
- ペット霊園
- 訪問火葬業者
それぞれ見ていきますね。
自治体:費用を抑えたい方へ
対応している火葬プラン |
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自治体に依頼する際の注意点 |
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地域によりますが、自治体の運営のもと、ペット火葬を行っているところもあります。
お骨上げや火葬のお立ち会い・返骨はできませんが、「費用を抑えたい」「寂しくないよう、合同火葬でお見送りしたい」という方は、自治体に依頼するのがおすすめです。
地域によって対応はさまざまですので、事前にホームページを見たり、直接電話で確認しておきましょう。
というのも、本来なら火葬後は合同で霊園や寺院に供養するところが、骨が残らないように焼却処分しているところもあるためです。
今まで一緒だった亀が処分されてしまうのはつらすぎますよね…。
「きちんと供養してほしい」「返骨してもらいたい」という方は、次でご説明するペット霊園や訪問火葬業者への依頼を検討してみましょう。
ペット霊園:火葬後すぐ遺骨を納めたい方へ
対応している火葬プラン |
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ペット霊園に依頼する際の注意点 |
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ペット霊園とは、ペット専用の墓地や納骨堂、火葬炉などが揃っている施設のことです。
一般の寺院の中にも、人間用とペット用で区画を分けているところもあります。
「火葬したあとすぐお墓に埋葬したい」「中々霊園に行く機会がないので埋葬もしてしまいたい」という方におすすめです。
その場で火葬から供養まででき便利な反面、霊園まで遺体を運んだり、火葬の時間が決められていたりと不便に感じることもあります。
お車をお持ちの場合は問題ないですが、ペット霊園は住宅街から離れたところにあることが多いため、電車やタクシー、バスでの移動になるかと思います。
中には遺体を持ったまま、「電車やバスに乗るは気が引ける…」という方も。往復の移動だけでも大変ですよね。
他にも、霊園の場合、個別火葬の枠(1時ごとに1体まで、など)や時間があらかじめ決められていることが多いです。
「重要な会議が入ってる…」「この日だけは仕事は休めない…」という状況も考えられますので、早めの予約・スケジュールの調整が必要です。
「移動手段がないので、霊園は難しいかも…」「スケジュール的に、今日火葬したい」という方は、訪問火葬業者への依頼がおすすめです。
訪問火葬業者:希望の日時に火葬したい方へ
対応している火葬プラン |
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訪問火葬業者に依頼する際の注意点 |
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訪問火葬業者とは、ご自宅まで火葬車でご訪問・ご遺体を受け取り、ご自宅近くで火葬する業者のことです。
自治体・ペット霊園と比べて、火葬の日時の融通が利きやすく、現地まで移動せずとも火葬できるため、普段お忙しい方や交通手段が限られる方におすすめです。
ちなみに、私たちみんなのペット葬儀屋さんも訪問型の火葬を行っています。
火葬車にはペット用の火葬炉を載せていて、お電話1本でご自宅までおうかがいしています。
時間や交通手段に困らない一方で、「自宅の近くでの火葬だとご近所の目が気になる…」という方もいらっしゃいます。
あらぬ噂を立てられては、せっかく気持ちよくお見送りできても、後悔が残ってしまいますよね…。
みんなのペット葬儀屋さんでは、黒いシンプルな見た目の火葬車を使用しており、社名のプリントなどもしておりません。
そのためまわりの目を気にせず、心をこめてお見送りできるかと思います。
「それでもどうしても気になる…」という方へは、自宅から少し離れたところでの火葬も承っておりますのでぜひご相談ください。
後悔のない火葬をするため、真心をこめてお手伝いいたします。
火葬について少しでも不安があればお気軽にお尋ねくださいね。
【火葬後したあとは】供養や法要を行う
火葬後、気持ちが落ち着いたら、供養や水まわり用品の片付け、余裕があれば法要やお彼岸なども行うとよいでしょう。
火葬後の供養のしかた
火葬後、ペットを供養するには主に4つの方法があります。
- 手元供養
- お墓に埋葬する
- 納骨堂に納める
- 散骨する
それぞれ見ていきますね、
・手元供養
手元供養とは、自宅など飼い主さまの近いところに骨壷を置き、供養することをいいます。
骨壷と一緒にお線香やお花をお供えしたり、ペット用の小さなお仏壇を用意したりと色んなかたちで供養できます。
他にも、遺骨の一部をカプセル型のキーホルダーやペンダントに入れて持ち歩いたりという方法もあります。
「お墓を用意するお金はないけど、きちんと供養してあげたい」「気持ちの整理がつくまで、近くにいたい」という方におすすめです。
「合同供養して遺骨は手元にない…」という方も、写真と一緒にお花をお供えして供養することもできますので安心してくださいね。
・お墓に埋葬する
遺骨や遺灰をお墓に埋葬して供養することもできます。
「人間と同じように供養したい」「お墓にお参りして弔いたい」という方におすすめです。
ペット霊園にあるお墓に埋葬したり、自宅に私有地があればお庭に埋葬することもできます。
ペット霊園に埋葬する場合
- 特徴:
他のペットと一緒に埋葬する「共同墓地」、人間と同じように埋葬する「個別墓地」がある。
-
こんな人におすすめ:
・賃貸住宅、社宅などに住んでいて私有地がない。
・中々お参りできないので、霊園のスタッフに管理してほしい。(霊園によって対応は異なるので注意)
庭に埋葬する場合※私有地がある場合に限る
- 特徴:
自宅の庭の好きなところに埋葬でき、好きな墓標やモニュメントを選べる。
-
こんな人におすすめ:
・毎日手を合わせたい。
・思い出がたくさんある自宅の近くで供養したい。
お墓について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
▶【ペットをお墓に入れてあげたい】費用は?どこに建てられる?疑問を解説
・納骨堂に納める
ペット霊園や寺院によっては、納骨堂があるところもあります。
納骨堂とは、一時的に遺骨や遺灰を預けることのできる場所です。
お堂の中に棚やロッカーがあり、その一角を使用できます。
骨壷や写真、お線香、お花やおやつ、おもちゃなどをお供えして、好きなときにお参りできます。
「お墓に入れるかどうか迷ってる…」「自宅に遺骨は置けないので、一時的に預かってほしい」という方におすすめです。
お供えできるものは霊園によって異なりますので、あらかじめ確認しておきましょう。
また、「普段中々お参りできない」という場合、霊園によってはスタッフが管理してくれることもありますので、事前にホームページなどで調べておくと安心です。
・散骨する
海など自然の中に遺骨を撒き、供養する方法です。
海洋葬、空中葬、樹木葬、お花畑葬などが当てはまります。
「自然に還したい」「泳ぐのが好きだったから海に還してあげたい」と考えている方におすすめです。
「遺骨や遺灰を全部散骨してしまうのは気が引ける…」という場合、分骨(遺骨の一部を取り分けること)し、手元に置いておくこともできますので安心してくださいね。
どんな供養のしかたであれ、亡くなった亀を思う飼い主さまの気持ちが1番大切です。
後悔のないお別れができるように、よく検討して選びましょうね。
供養についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
▶ペットの供養方法は4つ。特徴や選び方、おすすめ供養グッズを紹介
水回り用品の整理・片付け
とくに水生・水陸両生の亀の場合、水槽など水回りのグッズの後片付けも行いましょう。
お辛いとは思いますが、放置してしまうとニオイがしてきたり、カビが生えたりと衛生的によくありません。
亡くなった亀との思い出までも汚された気持ちになってしまいますので、早めにきれいにしてあげましょう。
きれいに掃除してあげれば、きっと亡くなった亀も嬉しいと思います。
今までの感謝とお疲れ様の意味も込めて、きれいにしてあげましょうね。
掃除したあとは、遺品として残しておくのもよいでしょう。
残ったエサやおやつ、おもちゃなども、お供えしてあげて手を合わせてあげましょうね。
法要・お彼岸・お盆について
余裕があれば、法要やお彼岸、お盆の際は、お墓をお参りしたり、手を合わせるようにしましょう。
法要とは、故人を弔う儀式のことです。
ペットの場合も同様に、お墓にお参りしたり、自宅の骨壷に手を合わせたりします。
お盆・お彼岸も同じく、亡くなったペットを弔ってあげましょう。
ペット火葬、供養とともに、ペットの法要も厳しいルールや決まりはありません。
基本的には人間のときと同じように執り行うのがよいでしょう。
ここでは一般的な法要やお彼岸、お盆のスケジュールをご説明していきます。
法要のスケジュール
- ペットが亡くなる(命日)
- 葬儀・火葬
- 初七日忌日
命日を含めて死後7日後に行う法要。- 四十九日忌
命日を含めて死後49日目に行う法要。
宗教にもよりますが、このタイミングで埋葬すると極楽浄土にいけるといわれています。- 百か日忌
死後100日目に行う法要。- 一周忌
命日の一年後に行う法要。
四十九日で埋葬をしなかった方は、このタイミングで埋葬を考えてみてもよいでしょう。(手元供養というかたちでずっと手元に置いておいても大丈夫です)- 三回忌
命日の二年後に行う法要。
お彼岸のスケジュール
お盆入り・迎え火 お中日 お盆明け・送り火 8/13 8/14 8/15 8/16 ※地域によって異なる場合もあります。
お盆のスケジュール
彼岸入り お中日 彼岸明け 春彼岸 3/17 3/20 3/23 秋彼岸 9/20 9/23 9/26 ※2021年の場合。
※春分の日・秋分の日はその年によって変動します。
すべて必ず行う必要はなく、気持ちの整理がついたり、スケジュールが合う日に行うのがよいでしょう。
無理のない範囲で、でもしっかり心を込めて、亡くなった亀の安らかな眠りを祈りましょうね。
まとめ
いかがでしょうか。
大切な亀を最後まできちんと見送れそうでしょうか。
亀の火葬・供養のポイントは次の3つになります。
- 亡くなったらすぐ生死の確認をする。
- 生きていればすぐ動物病院へ、亡くなってしまっていたら安置をする。
- 亀などの爬虫類も火葬できる。甲羅もしっかり残ることが多い。
- 火葬後は供養し、余裕があれば法要やお彼岸にお参りして手を合わせる。
ペットの火葬や供養に正解はありません。
そのため、飼い主さまの「どんなふうに見送りたいか」「どんなかたちで供養してあげたいか」という気持ちが大切になってきます。
亀の火葬について「直接相談したい」「安置の方法を確認したい」という方は、私たちみんなのペット葬儀屋さんにご相談いただければと思います。
7:00〜22:00まで年中無休で対応していますので、「突然のことでどうすればいいのかわからない…」という場合でも、お気軽にお問い合わせください。
この記事を読んで、心残りなく大切な亀を見送れますように。
はじめまして。みんなのペット葬儀屋さんの宮川と申します。
縁日や露店などで軽い気持ちですくった亀でも、毎日お世話していくうちに愛着が湧いてきますよね。