役所で書類を記入している女性

「ペットの火葬をしたいけど、役所と民間の業者、どっちに頼むか悩む…
「そもそも、役所と民間で違いはあるの?」

ペットを亡くされて、火葬について考えている方も多いと思います。

色々調べているうちに、役所でも火葬ができること、民間のペット火葬業者があることなどを知った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですがどちらに頼めばよいのか、そもそもペット火葬はどんなことをするのか、気になることがたくさんありますよね。

とくに、ペット火葬の経験がない方だと悩んでしまうと思います。

ここでは大切なペットの火葬を後悔なく行うために、次の3つをご説明していきます。

  • 役所のペット火葬の対応3パターンについて
  • 役所と民間業者の対応の違い、選ぶポイント
  • 火葬後に提出する書類について

この記事を読んで、納得したところに火葬を依頼でき、大切なペットを心をこめてお見送りできますように。

もし「今すぐペット火葬について相談したい」という場合は、私たちみんなのペット葬儀屋さんにご相談いただければと思います。

料金や火葬プランなど、丁寧にご説明しますので、気になることがあればお気軽にお尋ねくださいね。

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そもそもペット火葬とはどんなことをするの?

眠る犬

そもそもペット火葬とはどういうものなのか、よく分からないという方もいらっしゃると思いますので、概要からご説明していきますね。

ペット火葬とは人間の火葬と同様に、ペットのご遺体を火葬し供養することです。

ただ人間と違うところとして、いくつかプランが分かれるという点があります。

自治体や民間業者によりさまざまですが、大きく分けると、他のペットと一緒に火葬をする「合同火葬」個別に火葬をする「個別火葬」の2つです。

人間の場合は「個別火葬」が当たり前ですが、ペットの場合ですと費用を抑えたい方や、忙しい方向けに「合同火葬」も行っていることがほとんどです。

また、人間の葬儀だと宗教・宗派ごとに作法やルールなどが決められていますが、ペット火葬の場合、厳しい決まりごとはありません

そのため、飼い主さまの「どのようにペットを供養したいか」というお気持ちや、スケジュール面でのご都合などに合わせて葬儀を行えます。

その分、プランによって飼い主さまができることが制限されたり、料金が変わってくることがあるため、次のポイントはしっかり理解しておきましょう。

ペット火葬の基礎知識:ポイント3つ


いかがでしょうか。
ペット火葬について理解を深められたでしょうか。

「合同火葬」「個別火葬」の詳しい内容は、次で見ていきますので参考にしてくださいね。

【パターン別】役所でのペット火葬の対応

煙突から煙が出ている様子自治体によって対応しているところもあれば、対応していないところもあり、さまざまです。

1番はお住まいの自治体のホームページを確認することですが、ここでは主な役所の対応である、次の3つを解説していきます。

※クリックするとそれぞれの見出しへジャンプできます。

パターン1:ペット火葬を行っているが、合同火葬のみ

ペット火葬を行っている自治体の中では、この合同火葬のみというところが多いです。
上でもご説明しましたが、合同火葬とは、他のペットと一緒に火葬すること。

合同で火葬されるため、火葬に立ち会ったり、ご遺骨を返してもらうことはできません

火葬したあとは、近くの霊園や寺院などで合同で供養される場合もあれば、骨が残らないように高温で焼却するところも…。

また、ある程度ご遺体が集まるまで、火葬場や斎場の冷凍庫や冷蔵庫で保管されることも多いです。
「かわいそう…」「最後まできちんと供養してあげたい」と思われる方は個別火葬がおすすめです。

ただ合同火葬のほうが費用は抑えられるため、「火葬できればかたちにこだわらない」「火葬前にたくさん感謝を伝えたから後悔はない」という方は検討してみてもよいでしょう。

役所に合同火葬を依頼するときの流れ(例)

  1. 事前にペット火葬担当の事業所(動物管理センター、環境事業所など)に火葬の依頼をする
  2. ご遺体をダンボールやビニール袋入れ、紐で結ぶ
  3. 各自治体の火葬場(斎場)にご遺体を運ぶ(収集に来てくれる場合もある)
  4. 冷凍庫や冷蔵庫に入れて、お別れをする
  5. 後日、金融機関にて料金を振り込む

※自治体によって流れが異なる場合があります。

ちなみに費用は、数百円〜数千円ほどで、ペットが大型になるにつれて高額になります。(民間業者と提携している場合、一万円を超えることもあります。)

役所がペット用の火葬炉や斎場をもっていない場合、民間のペット火葬業者に委託して火葬することがあります。

また、受付日時は月〜金曜日、普段役所が開いている時間帯になりますので、平日お仕事の方は注意が必要です。

参考:
札幌市 ペット火葬
京都市情報館 犬・猫などの死体について

パターン2:合同・個別火葬が選べる

中には、合同火葬の他に個別火葬の対応をしている自治体もあります。
お骨上げや立会いはできないことが多いですが、火葬後ご遺骨を受け取りたい方は個別火葬がおすすめです。

役所に個別火葬を依頼するときの流れ(例)

  1. 事前にペット火葬担当の事業所(動物管理センター、環境事業所など)に火葬の予約をする
  2. ご遺体をダンボールやビニール袋入れ、紐で結ぶ
  3. 各自治体の火葬場(斎場)にご遺体を運ぶ(収集に来てくれる場合もある)
  4. 火葬をしてもらう(立会いはできないことが多い)
  5. ご遺骨を受け取る
  6. 後日、金融機関にて料金を振り込む

※自治体によって流れが異なる場合があります。

費用は数千円〜数万円ほどで、合同火葬と同様に、大型になるにつれて高額になります。

また個別火葬の場合、「1時間ごとに2体まで」というように、火葬の枠があらかじめ決められていることが多いです。
混み合った場合、希望の時間帯が通らないこともあるため、十分注意しましょう。

また、副葬品(お花、おもちゃ、おやつなど)も制限されていることが多いため、あらかじめどんなものが入れられるのか確認しておきましょうね。

個別火葬は、合同火葬よりペットの重さ棺(ご遺体を入れたダンボールなど)の大きさご遺体の搬入時間なども細かく決められています。

「せっかく予約したのに、時間に間に合わなくて火葬できなかった…」「規定より棺が大きくて火葬できなかった…」ということがないように、しっかり準備や確認をしておきましょうね。

参考:
横浜市 ペット火葬のご案内
仙台市 死亡したペットの火葬

パターン3:ペット火葬を行っていない→民間業者へ

そもそも自治体でペット火葬を行っていないところも多いです。

東京都世田谷区の場合、次のように書かれています。

「家庭で飼われていた犬や猫等の動物死体は、飼主が処理することになっています。」

引用:世田谷区 動物の死体処理

中には、一般ゴミと一緒に焼却処分する場合や、野生動物と一緒に焼却する場合にのみ受け付けているところも…。

長年一緒だったペットですから、焼却処分してしまうのは心が痛みますよね…。

「焼却処分などではなく、きちんと火葬してほしい」という場合は、民間のペット火葬業者を探して依頼することになります。

ただ「お住まいの地域名+ペット火葬」で検索するとたくさんの業者がヒットして、中々選ぶのは大変ですよね。

民間のペット火葬業者についてかんたんにご説明すると、主に次の2種類に分かれます。

  • 訪問ペット火葬業者
  • ペット霊園

訪問ペット火葬業者は、あまり聞き馴染みがないかと思いますが、車に火葬炉を載せており(火葬車)、ご自宅にご訪問、ご遺体を受け取ってからご自宅近くで火葬をする業者のことです。
「火葬場までの交通手段がない」「思い出がたくさんある自宅近くで火葬したい」という方に向いています。

ペット霊園は、ペット専用の霊園だったり、一般の寺院が人間と区画を分けて運営しているところをいいます。
火葬炉、墓地、納骨堂などがあり、火葬後の供養もできるため、一括で行いたい方に向いています。

たくさんあるペット火葬業者の中から納得して選ぶためには、次のポイントをご家族と一緒に話し合って決めることが大切です。

  • 火葬や収骨に立会うか
  • どこで火葬を行いたいか
  • (訪問か霊園などの火葬施設か)
  • どんなものと一緒に火葬してあげたいか
  • 費用とサービス、どちらを重視するか
  • 予算はいくらか
  • 火葬後の遺骨はどうするか

引用:後悔しない業者を選ぶための2つのポイント

業者によって、サービスや費用、葬儀のかたちはさまざまです。
後悔しない火葬を行うために、ご家族でよく話し合い、選択しましょう。

もし「火葬について色々聞きたいことがある…」という方は、私たちみんなのペット葬儀屋さんにご相談いただければと思います。

今までたくさんの幸せをくれたペットに対して、きちんと感謝を伝えるためにはどのような火葬がよいか、一緒に考えていきましょうね。

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役所と民間のペット火葬業者の違いを比較

喪服を着た男性

「役所でも個別火葬はできるみたいだけど、民間に頼むのとどっちがいいんだろう?」
「合同火葬を役所に依頼するか、民間に依頼するか悩んでる…」

という方へ、ここでは役所と民間のペット火葬業者の違いを、メリット・デメリットを交えながらお伝えします。

ぜひ依頼する際の参考にしてみてくださいね。

役所
(各自治体の火葬場、斎場)

民間のペット火葬業者
(訪問業者、ペット霊園など)

メリット
  • 民間業者より料金が安い。
  • 自治体によっては個別火葬もしてくれる。
  • 自宅まで遺体を収集してくれるところもある。
  • 火葬プランが多種あり、予算などに応じて好きなものを選べる。
  • お骨上げや立会いができるプランもある。
  • 火葬日時の融通が利きやすい。
  • 訪問業者の場合、深夜・早朝でも対応してくれる。
  • ペット霊園の場合、火葬後そのままお墓にしたり、納骨堂に納めたりできる。
デメリット
  • 自治体によって対応はさまざまある。
  • 火葬は平日のみで、時間も限られている。
  • 基本的には合同火葬のみで、遺骨は返ってこないことが多い。
  • 高温で焼かれるため、遺骨や遺灰は残らないこともある。
  • 役所より料金が高い。

役所にペット火葬を依頼するメリットは、やはり費用が安く抑えられること。
ただ合同火葬のみの対応が多く、ご遺骨は戻ってこないことが多いです。
自治体によって対応はさまざまで、場合によっては遺骨が残らないようかなりの高温で焼却されることもあります。

事前にお住まいの自治体の対応をしっかり確認しておきましょう。

民間業者の場合、火葬プランや日時の自由度が高いことがメリットです。
とくに訪問火葬業者の場合、土日祝、深夜・早朝も対応しているところが多いため、普段お仕事で忙しい方でも安心ですね。

ただ料金は役所よりも高額になりますので、あらかじめホームページで確認したり、電話相談することをおすすめします。

役所か民間で迷ったら:どこを重視するかで決める

「比較したけどやっぱり選びきれない…」という場合は、どこを重視するかで選ぶのも1つの手です。

  • 料金重視:なるべく費用を抑えたいなら、役所へ。
  • 個別火葬重視:確実に個別火葬したいなら、民間業者へ。
  • 火葬の日時重視:土日に火葬をしたいなら、民間業者へ。

また、民間業者の中でも、ペット霊園と訪問火葬業者では大きく異なります

ペット霊園は火葬から供養まで一括で行えますが、役所と同様に飼い主さまがご遺体を運ばなければならないことが多いです。
お車をお持ちの方は問題ありませんが、タクシーや電車でご遺体を運ぶとなると、ニオイなど気になってしまいますよね。

供養まで一括で行えるといっても、霊園は住宅街から離れたところにあることが多いため、気軽にお参りできず不便に感じる方も。

その反面、訪問火葬業者の場合、ご自宅までご訪問し、ご自宅近くで火葬を行うため、移動の手間や時間がかからず、ペットとのお別れに気持ちを集中させることができます

中には、「自宅近くで火葬なんて、まわりの目が気になる…」という方もいらっしゃいますが、私たちみんなのペット葬儀屋さんの火葬車はシンプルなバンで、社名などのプリントもしておりません。
そのため、ご近所の目を気にすることなくお見送りできるかと思います。

ニオイや煙も出にくい構造にはなっておりますが、どうしても気になる方へは、ご自宅から少し離れたところでの火葬もできますので、お気軽にご相談くださいね。


いかがでしょうか。
役所か民間か、どちらのペット火葬を依頼するか決まったでしょうか。

もし火葬のプランや料金、火葬日時について詳しく知りたい方がいらっしゃいましたら、私たちみんなのペット葬儀屋さんにご相談ください。

ご相談は7:00〜22:00まで年中無休で受け付けておりますので、早朝や夜間でもお電話いただければと思います。

また、火葬についても合同火葬、個別火葬どちらも対応しております。
個別火葬の中でも、スタッフにおまかせできる「一任火葬」お立ち会い・お骨上げもできる「立会い火葬」など、飼い主さまのご希望に合わせて執り行います。

真心をこめてお見送りのお手伝いをいたしますので、ご不明な点などありましたらお気軽にお尋ねくださいね。

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火葬のあとは:死亡届を提出する

書類を書く女性

火葬も終わり、気持ちの整理がつき始めたら役所に死亡届を提出しましょう。

亡くなったのが猫やウサギなどであれば必要ありませんが、犬の場合、提出は必須になります。

自治体にもよりますが、以下の書類を準備し、提出しましょう。

提出の期限は明記していない自治体も多いですが、1ヶ月以内には提出するようにしましょう。

また、血統証明書付きの犬の場合、それぞれの発行元の団体(JKC、KCジャパンなど)への返却も必要になります。
義務ではありませんが、悪用防止のために返却が推奨されています。

「この子が生きていたあかしを残したい…」という方は、団体によっては死亡血統証明書の発行もできますので、調べてみるとよいでしょう。

Q:犬鑑札、狂犬病予防注射済票をなくしてしまいました…どうすればいいですか?

A:最寄りの動物管理センター、環境事業所で再発行をしましょう。

長く一緒にいるうちに、どこかへなくしてしまう方も多いのではと思います。

どうしても見つからない場合は、お近くの動物管理センターや、環境事業所の窓口で再交付の申請を行いましょう。
手続きはかんたんで、窓口で再交付申請書を記入し、再発行の手数料を支払います。

申請書には以下を記入します。(自治体により異なる場合があります。)

  • 申請日
  • 住所
  • 氏名
  • 電話番号
  • なくしてしまった理由

手数料は一頭につき次のとおりです。(全国一律です。)

  • 犬鑑札:1,600円
  • 狂犬病予防注射済票:340円

再発行は当日中に行われますので、もしなくされた場合きちんと申請に行きましょうね。

まとめ

いかがでしょうか。

ここまでペット火葬の概要や役所でのペット火葬の対応、メリット・デメリットなどをお伝えしてきました。
納得したところに火葬の依頼をできそうでしょうか。

この記事のポイントをまとめると、次の4つになります。

  • 役所によってはペット火葬をしてくれるが、対応はさまざま。
  • 役所以外だと、訪問火葬業者やペット霊園も火葬を行っている。
  • 何を重視して火葬を行いたいか考えながら、どこに依頼するか決める。
  • 犬を亡くした場合、早めに死亡届を提出する。

もし「今すぐペット火葬について相談したい」「料金やプランについて知りたい」という方は、私たちみんなのペット葬儀屋さんにご相談いただければと思います。

移動の手間をかけることなく、思い出がたくさんあるご自宅近くで丁寧に火葬をいたします。

受付も7:00〜22:00まで年中無休で承っておりますので、突然のことでもお気軽にお問い合わせくださいね。

また、「亡くなる前に事前に火葬の準備をしておきたい…」という方も、気になる点などございましたらいつでもお尋ねください。

大切なペットを後悔なくお見送りできるよう、真心をこめてお手伝いいたします。

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この記事を読んで、納得したところに火葬を依頼でき、大切なペットを心をこめてお見送りできますように。